このたび2022年3月5日(日)にWEBにて開催される第59回三重県透析研究会学術集会の当番幹事を拝命いたしました みたき総合病院の増田智広です。
2020年に端を発した新型コロナウィルス感染症ですが、ウイルス株はどんどん新規のものが発見される中、予防接種及び治療薬に関する知見も蓄積され年を追うごとに与し易くなってきています。そんな中、全国規模の学会ではweb開催の規模は縮小し現地開催を選択する団体が増えていますが、今年度の本会については三重県という地理的に広大な土地柄「webなら参加できる」という方々にまで広く学びや気づきの機会を提供できうる利を鑑みて去年に引き続きweb開催を選択しました。
今回、特別講演には名古屋大学大学院医学系研究科・腎不全システム治療学寄附講座 教授・水野正司先生に「ハイブリッド透析 ~PD主治医からHD主治医にお願いしたいこと~」を講演頂く事になりました。水野先生は腹膜透析における腹膜機能低下機序の一つして重要な補体系を介した炎症についての研究をライフワークとされながら腹膜透析普及に尽力されています。昨今、腹膜透析に血液透析を併用する「ハイブリッド療法」が保険収載され私たち血液透析を主としている施設にも腹膜透析患者を診る機会が増えてくる事が予想されますので、先生には腹膜透析主治医として血液透析担当医に期待するところや留意点をご教授頂く予定です。
本学術集会が会員の皆様にとって実りある有意義な会となりますよう願いつつ、会員の皆様には御指導・御支援賜わりますよう何卒、宜しくお願い申し上げます。
令和5年1月吉日
当番幹事 増田 智広
医療法人 尚豊会 みたき総合病院